別店舗にて既に弊社クリーンベンチをご使用いただいておりましたが、グループ内で共同利用が可能な無菌調剤室を設置予定ということでお問い合わせいただきました。

計画スタート時にはクリーンベンチのサイズは幅900mmタイプでしたが、輸液調製での使用も考え幅1300mmタイプとしました。またクリーンベンチの電源スイッチは外部に設け、準備運転の際に入室せずに行うことが可能です。

背の高い方も使いやすいように、前室入口のエアタイトドアの高さを通常である高さ：2000mmから2100mmに変更し、シンクも＋100mmの嵩上げを行いました。

また、快適な調製環境を実現するために天井内へ埋め込むタイプのエアコンを選定させていただきました。

大阪府下ではエアシャワー付の無菌調剤室を保健所から求められますが、動力電源確保の難しさからエアシャワーをAC100V仕様に変更しました。

なお、将来的に安全キャビネットの増設もご検討しているということで、平面上の設置スペースだけではなく、天井内ダクトスペースを考慮した施工を実施し、増設が可能なプランでご提案させていただきました。

さらに密閉されたつくりの無菌調剤室ですので、万が一の事態に備え、クリーンベンチ後方の壁面に非常時の脱出用エアタイト扉を設置しました。